今回は雨キャンプで心掛けていることなどをご紹介致します。
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キャンプギアの雨対策
雨キャンプに持ち込むキャンプギアは最小限に
予め雨キャンプになることがわかっている場合ですが、私の場合まず持ち込むキャンプギアを最小限に抑えることから考えます。
ギアが多ければ多いほど、設営や撤収に掛かる時間が長くなるばかりか帰宅後にギアを乾燥させる手間も掛かってきます。
乾燥が楽なギアを選ぶこと
テントやタープであれば、素材がコットンのモノよりもポリエステル系の素材を使っているモノの方が格段に乾燥が楽です。
ラックやテーブルなどのギアの場合は、雨の日や湿度が高い日は水分を含みやすく膨張しやすい、且つ完全乾燥が必要な木製ギアと錆びやすい鉄製ギアを避ける、というのがセオリーです。
アルミニウムやステンレス製など、鉄製以外の金属のギアや樹脂製品であれば水分を拭き取り+表面が乾燥すればOKですので、撤収や収納が楽になります。
私はウッドギアを多用していますが、雨の日や湿度が高い時は木が膨張してしまい分解しにくくなったり、テーブルの脚が閉まりにくくなったりすることがあります。
コットンタープやウッドギアは、乾燥に使う部屋/スペースの湿度にも因りますが、完全乾燥まで1日~2日は掛かりますので、この間は収納することが出来ないデメリットがあります。
広い乾燥スペースを確保できる場合は特に問題にならないので気にしなくとも良いかも知れません。
濡れたギアを入れる袋があると撤収が楽に
小雨程度であれば良いのですが、本降りの雨となると、とにかく撤収が最優先となります。ので、濡れたギアを入れる袋があるととても便利です。
ゴミ袋、ポリ袋で十分と思いますが、45L、90Lの袋を用意しておくと何かと使えます。
テントとタープの雨対策
雨の侵入経路を徹底的に遮断すること
テントの中をドライに保つことが出来ないと、とても不快なキャンプになってしまいます。
なので、雨がテントの中に入ってくることが無いようにしっかり対策をします。
テント内に雨が入ってくる可能性があるのは、生地の縫製部分、ファスナー部分、テント生地自体、それから地面です。
コットンやテクニカルコットン(TC)は、(古いもの、劣化が進んだものなど)防水/生地状態にも因っては、生地自体から浸水することもありますので要注意です。
生地の縫製部分は通常シームテープが貼ってあるので漏れてくる可能性は低いと思いますが、古いテントだと経年劣化でシームテープが役目を果たさなくなっていることがあります。
タープは大きめのものをいつもより低く張るのがオススメ
小雨程度であれば良いのですが、しっかり雨に降られる雨キャンプの場合、ポールの部分などタープの低くなっている所からポタポタ雨が溢れます。
オープンタープの場合、テントやリビングスペースよりも低いところに雨を流してあげるようにタープの高さをアレンジすると良いと思います。
雨キャンプはヘキサよりレクタタープがオススメ
雨キャンプでは、実用有効面積の観点から、ヘキサタープよりもレクタタープの方が扱いやすいと思いますので、レクタタープがおススメです。
参考:UNIFRAME(ユニフレーム)×tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)レボタープLコットン
このようなヘキサタープの場合
雨の時、スペースは平面図(TOP VIEW=上面図)で捉えた方が良いので、こんなイメージをします。
芝生サイトであれば良いですが、土サイトや砂利サイトの場合は、地面に落ちた雨の跳ね返りでタープ生地の境目あたりは濡れてしまうので使えません。
ポールを立てている部分やガイロープの部分は雨水が流れるため濡れてしまいます。ので、実質有効となるスペースは
理屈の上ではこんな感じ。大抵のヘキサタープの張り出しの部分はガイロープで引っ張っているので天井高が極端に低くなり有効スペースはかなり少なくなってしまうんですよね。
また、実際に使ってみると、ポールを部分は雨水が落ちてきて使いにくいことも良くあります。ので、現実的に雨に濡れないセーフティーゾーンとして使えるのは
こうなります。
タープの形状を意識して、中央にテーブルや椅子などを寄せてサイトアレンジをしないといけないのですが、これが思った以上に窮屈で狭く感じます。
ポールやガイロープから伝わる雨水の排水をどうするか、考えながらタープ設営をしていくことがポイントです。
参考:tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) ペポタープ TCレクタ
対してレクタタープの場合
この通りタープの形状のまま使うことが出来まして、ヘキサに比べるとスペースが無駄にならず使い勝手は良いです。
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しっかり傾斜を付けて、ピンと張ること
雨キャンプでは、タープに水が溜まってしまって、定期的にタープを内側から押し上げて溜まった雨水を落としているシーンを見ることがあります。
タープに雨水が溜まってしまう原因は、しっかり傾斜が付いていないところがある、かたるみがある、かが多いかと思います。
急な雨でも対応出来るように、私はいつも傾斜を付けること、たるみなく張ること、を意識しています。
過保護張り
フォロー外からの引用で恐れ入ります。
フライシートの使い方
これは完全にテントの仕様に因るところですが、フライシートとインナーシートを使うパターンの場合、フライシートとインナーシートの間にしっかり空気の層を作ってあげるように張ります。
装備
雨キャンプでは装備が充実しているかどうか、が非常に重要です。
レインウェア
雨キャンプは、設営、撤収時は勿論、キャンプ中は炊事場やトイレに行く際に濡れることになります。
トイレ位ではあれば傘をさしていけば良いとは思いますが、風が強かったり雨が強かったりすると傘をさしていても少なからず濡れてしまいますよね。
レインウェアと次項で触れるレインブーツ、この2つがあれば濡れることを恐れず、雨を気にせずに行動することが出来るようになります。
この恩恵は非常に大きいと私は思いますし、身体や足が濡れないことが約束されている、という状況は雨で残念な気持ちを晴らしてくれることさえあります。
中でもレインウェアは非常に重要なアイテムなので、予算の範囲で可能な限り性能・機能が良いものを手にしておくことをお勧めします。
レインブーツやブーツカバーは費用対効果抜群
予め雨と分かっている日や一日中雨と分かっている時はレインブーツを準備する時間がありますが、急な雨にはなかなか対応出来なかったりします。
そんな急な雨対策としては、バイク用のレイン・ブーツカバーがおススメです。
こちらは「コミネ」のコミネ RK-034 ネオレインブーツカバーショートです。
使わないときは鞄に入れておいて、急な雨の時にはこれで対応する、というのも良いと思います。
個人差はあると思いますが、靴(の中)が濡れているかどうか、というのは、不快指数にかなり影響すると思います。
ので、雨対策として、レインブーツは勿論、ブーツカバーも準備していると安心です。
タオルは取り出し易い所に
キャンプの準備をしていると、タオル類と洋服類は一緒の鞄に入れている、というケースも少なくないのではないかと思います。
雨の日は、さっと使えるタオルがあると便利ですので、手カバンなど取り出しやすい場所にタオルを置いておくと良いと思います。
急な雨にも慌てず対応
レインウェアやレインブーツカバーなどはコンパクト収納出来るものも多くあります。
レインウェアやレインブーツカバーは、キャンプ系のショップだけでなく、登山用品店、釣り具洋品店、バイク用品店などにも売っていますので、お探しの方は立ち寄られてみることをお勧めします。
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