普段の生活の中で捨ててしまうモノをBBQで再利用しよう
BBQと言うと、コンロから始まり、木炭、ライター、金網、鉄板、着火剤、トング、火消し坪、折り畳みのベンチと沢山用意するものがあります。
一度購入すれば暫く使えるアイテムは少しずつ買い揃えていくとして、消耗品はBBQの頻度に比例して出費が嵩むところですよね。
中でも着火剤は、「有った方が楽に炭をおこせる」といった類のものなので、お金を掛けずに済むのであればそれに越したことはありません。
普段の生活の中で無理せず簡単に着火剤を作る方法をご紹介します。
また、BBQで使う木炭は普段の生活に肥料として還元することが出来ます。(市販着火剤が染み込んだ木炭はNGです。)
使い終わった炭を土に混ぜる事でミネラルの供給ができ、土の中に水分と養分を保持する効果が期待できるので土壌改良材として広く利用されています。
ということで、今回はちょっとした工夫で作ることが出来る着火剤と木炭の再利用方法について紹介します!
普段の生活から着火剤を作る方法
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こちらの他にも様々な種類の着火剤が市販されていますが、炭おこしの頻度が増えると着火剤代もバカになりません。
雑草を集める
庭に生えてくる邪魔者、雑草です。この時期は豊作ですね(笑)
引き抜いて捨ててしまうと、庭の養分を吸い取られる上にゴミ袋代まで掛かって良い事なし!なのですが、実はこの雑草、集めて乾燥させれば立派な着火剤になります。
雑草は完全に乾燥させてから使用するため、地面への直置きは避け、風通しと日当たりが良い場所に積み上げて置くと良いでしょう。
晴れの日が続けば3週間前後で着火剤として使えるようになります。
それから、積み上げた雑草には重石(おもし)を載せておきましょう。重さの目安は1~3kg位で十分です。
重石を乗せないと雑草同士の隙間が広過ぎて燃焼効率が悪く火力が弱くなってしまうのですが、重石を載せる事で積み上げた雑草の隙間に丁度良い具合に空気を入れることが出来るようになり、着火剤として十分な火力を得ることが出来るようになります。
マンションをはじめ、庭がないお宅にお住いの方にとっては雑草が手に入りませんが、次の方法は使えると思います!
油を拭き取ったキッチンペーパーを取っておく
キッチンの油汚れを拭き取ったキッチンペーパーです。これが強力な着火剤になります。
普通にフライパンやコンロ回りの油汚れを拭き取ったものでOKです。
油をふき取ったキッチンペーパーは、少なからず水分を含んでいることがありますので、雑草同様に乾燥させておくと良いです。
雑草を積み上げているバーベキューコンロで雑草の下に入れ一緒に乾燥させておくと後々の管理も楽ですよ。
油汚れを拭き取ったキッチンペーパーは多めにあると万が一の火力不足の保険になりますので、揚げ物をした際、肉や魚を焼いた時などにキッチンペーパー着火剤のストックを用意したいところです。
一人暮らしの方など、自宅で料理をしないという方もいらっしゃると思いますので、その場合は使えないアイデアですが、、、
着火剤を使わずとも、小枝や葉っぱを使う従来の方法でも炭おこしは出来ますし、炭おこし器があれば尚効率的に炭おこしが出来ます。
火を点けよう
いざBBQ!肝心な火の点け方ですが、難しいことはなく通常通りでOKです。
油汚れを拭き取ったキッチンペーパーを一番下におきます。
その上に乾燥させた雑草、最後に木炭の順で置きます。
油汚れを拭き取ったキッチンペーパーが多めにある場合は、全て火種にせずに何枚か残しておきましょう。
火力不足の時の保険に使うことが出来ます。
木炭まで置いたら、チャッカマン等でキッチンペーパーに火を点け、後は雑草→木炭と火が燃え移るのを待ちましょう。
火力不足でなかなか木炭に火が燃え移らない時は、木炭の直下にまとめて入れてピンポイントで火を点けましょう。
持続的に炎の上の方が炭に当たるように位置を調整してあげれば炭に火が入るかと思います。
煙突効果を意識すると効率が良くなります。
この方法であれば、着火剤代をセーブ出来ますし、着火剤に使用されていることが多い石油由来の燃料を削減することができますので、エコにも貢献!出来ます!!
使用済み木炭を再利用する
BBQが終わった後の炭はキャンプサイトの炭捨て場に捨てるのが一般的ですが、捨てる前に再利用してみませんか?
BBQが終わった後の炭は火を消して家の庭に埋める
炭にはカリウムが豊富に含まれているため、土と良く混和することで、肥料や土壌改良剤になります!
使い方は簡単です。一通り食べ物を焼き終わったら、暫く火が付いたままにして油汚れを燃焼させます。
油汚れが燃えきったら水を入れたバケツの中に炭を入れて冷やします。
常温まで冷えたらまだ使えるサイズの炭は取り出し再利用のために取っておき、バケツの水を捨てて持ち帰ります。
混ぜたいところに深めに穴を掘り、持ち帰った炭を入れて土とよく混ぜます。
炭が混ざる(写真中央の黒い物が炭)事で、土からの肥料の流出を抑え、更に保水力を上げる事ができます。
土に養分が保持されるので、肥料の流出や過剰な使用を防ぐことができ、周囲への肥料の拡散や排水の肥料成分による汚染を減らす事ができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?BBQも意外と簡単な方法でエコにアプローチする事が出来ます!
「こんなのでいいの?!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、世間で謳われている決まりきった方法でなくても、よく見れば今まではゴミになっていたものを着火剤として再利用出来たり、BBQの後は捨てるだけだった炭を肥料に利用するなど、小さいことかも知れませんがしっかりエコに貢献できます。
難しい方法ではないので、是非試してみて頂ければと思います。
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